私が布絵本を作ろうと思ったきっかけは、
当時は育休中で時間に少し余裕があり、市販の布絵本を見たときに「もしかして、自分でも作れるかも?」と思ったのがはじまり。
娘の好きなキャラクターを取り入れたり、色や形にこだわったりしながら、世界にひとつだけの絵本づくりを楽しみました!
この記事では、実際に私が作った2冊作った布絵本のアイデアや工夫を写真つきでご紹介します♡
ハンドメイド初心者さんにもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
布絵本ってどんなもの?

はじめての絵本に、ぴったりなのが「布絵本」
まだ紙をうまくめくれない小さい子や、絵本をかじっちゃったり、びりびり〜って破いちゃう時期でも、布絵本なら安心して遊べます。
ふわふわ素材でやさしく、触って・めくって・つまんで…
自然と手先をたくさん動かすから、知育にもつながるんです。
しかも、汚れても洗えるのがうれしいポイント!
お出かけに持っていっても、ベビーカーに取りつけても、
「ちょっとくらい汚れても平気だよ〜」って気持ちで使えます◎
そしてなにより、「ママの手作り」っていうだけで、子どもにとっても特別な一冊に!
材料・道具について
フェルト(無地・柄付きなど)

ベースのページや、動物・食べ物などのモチーフづくりに使います。
100均でも手軽に揃いますが、手芸屋さんだと色のバリエーションが豊富で、組み合わせの幅が広がります◎
テーマに合わせて色を選ぶ時間も楽しいですよ♪
刺繍糸・透明糸

パーツを縫いつけるときに使用します。刺繍糸は見た目が可愛く、カラフルに遊べておすすめです🌈
ちなみに私は、最初はフェルトの色に合わせて刺繍糸を毎回変えていたのですが、あとから透明糸の存在を知って感動!
透明糸なら、どんな色の布にもそのまま使えるので、糸の入れ替えがいらなくて時短にもなりました💡
布用ボンド(必要に応じて)

細かいパーツや、縫うのがちょっと大変なところに。
わが家では、娘が0歳のときに作った布絵本はすべて手縫いでがんばって作っていました…!
その頃はなんでも口に入れるので、安全面を考えてボンドは不使用。
でも、おもちゃを口に入れなくなってからは、部分的に布用ボンドを使うように。
無理なく手作りできる範囲で、使い分けると◎です。
ボタン・チャック・ひも など

手先を使って遊べる仕掛けにぴったり!
ボタンのかけはずし、チャックの開け閉め、ひもを結ぶなど、遊びながら指先トレーニングにもなります。
私が作った布絵本のアイデア8選
ここからは、実際に私が作った布絵本のページをご紹介します。
赤ちゃんが喜んでくれたり、親子で会話が生まれたり…作ってよかった!と思えるアイデアばかりです。
どれも特別な道具や技術がなくてもOKなものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
① カシャカシャ音が楽しい!ビニール入り布ページ

布と布の間に、ビニールを縫い付けてカサカサ音が鳴るページに♪
赤ちゃんは「音」にとっても敏感!カシャッという音にびっくりしつつ夢中で触ってくれました。
スーパーの袋よりちょっと厚めの、野菜の包装などに使われているビニール袋がおすすめ◎
縫い付けるときは、角を丸くカットして安全にしておくのがポイントです。
② チューリップの中から飛び出す!カラフルな蝶々

チューリップの中に蝶々がかくれていて、そーっと引っ張るとぴょこん!と出てくるしかけ♡
蝶々にはやわらかいゴム(帽子のあご紐用ゴムなど)を使って、びよーんと伸びる仕組みに。
ゴムを引っ張ったり舐めたり、赤ちゃんも大興奮!危なくない素材を使えば安心です。
「ちょうちょう」や「チューリップ」のお歌に合わせて動かすと、反応も倍増!
何色のお花かな?何色の蝶々かな?と、色彩認識や言葉がけのきっかけにもぴったりでした♪
③女の子の髪飾りでおしゃれ遊び

リボンやキラキラに興味を持ち始めた女の子にぴったりのページ♡
リボンはグログランテープの端材などで作り、裏側にスナップボタンを付けて髪に着脱できるようにしています。
お花などのフェルト飾りでも可愛い。
右側のバッグページはチャック付きで、中にリボンを収納できる仕組み♪
ビーズの取れ防止のため、しっかり縫い付けてあるのもポイントです。
④ブタさんにごはんをどうぞ│お弁当ページ

ブタさんページは布絵本を手作りされていた方のアイデアを参考にさせていただいたもの。
ブタさんのお口(ファスナー)に食べ物を入れてあげたり、右側のお弁当ページで遊んだり♪
おにぎりやブロッコリー、たまご焼きなどたくさんのパーツをスナップボタンで着脱できるようにしています。
留めるときにパーツが重ならないよう、同じ色の糸で丁寧にスナップを縫い付けたのが地味だけど大事な工夫。お弁当の部品は外しておままごととしてもつかっていました。
⑤ボタンの着脱で指先トレーニング

ボタンを「はめる・外す」という動きは、指先をたくさん使うので手先のトレーニングにぴったり!
少し器用になってきた頃にちょうどよく、わが家でもよく遊んでいました。
お花の表と裏で色を変えてあるので、裏返しても楽しめる仕様に。
使用したボタンは扱いやすい【直径1.5〜2cm】くらいのもの。フェルトは伸びやすいので、ボタンホールをやや大きめにして、子どもでも外しやすくしました。
⑥10色クレヨンで遊びながら色のお勉強

マジックテープでくっつけた10色のクレヨン達。どれも微妙に顔が違うのがポイント
台紙にはクレヨンと同じ色のフェルトを縫い付けて、子どもでも元の位置に戻せるような工夫を。
当時2歳の娘はこのページが1番お気に入りで、「これは?」「これはー?」とひとつずつ色を聞いてきてくれました。
⑦お魚つりページ│ビニールで水槽風に!

右ページのお魚たちは、色とりどりでカラフルに仕上げました。
お弁当ページで感じた「パーツの重なり問題」をふまえて、すべての魚のサイズを大体そろえて統一感を意識。
お魚の上下が分かりづらくならないように、目は中央寄りに。
背びれや口はあえてつけず、どちら向きでも自然に見えるデザインにしています。
左のビニールは、実はおもちゃの外袋を再利用!
ちょうど良い厚みと柔らかさで、水槽風の雰囲気がばっちり。
新たに材料を買わずに理想のページが完成しました。
⑧お気に入りキャラクターで表紙を華やかに

お気に入りのキャラクターの布絵本があったら、子どもも喜んでくれるかも…
そんな想いから、表紙と裏表紙はお気に入りのキャラで仕上げました。
全部縫うのはちょっと大変ですが、布用ボンドがあれば比較的簡単、時短でつくることができます。
世界にひとつだけの「うちの子専用布絵本」、きっと長く愛用してもらえるはずです。
作ってみて感じたこと・工夫したこと

布絵本を作る中で、赤ちゃんや子どもが「普段どんなことで遊んでるかな?」を思い出しながら、いろいろ工夫を取り入れてみました。
たとえば…
- ビニールやゴム紐など、赤ちゃんが触って楽しい素材を使ってみたり、
- 外出先でも使えるように、カバンテープで“持ち手”をつけてみたり
- 色の名前を覚えたり、ボタンを外したりつけたり、遊びながら知育にもつながるように工夫しました
安全面では、小さなパーツはしっかり縫いつけたり、ビーズも糸でガッチリ固定。
お弁当パーツなど誤飲の心配があるものは、子どもが口に物を入れなくなってから(2冊目から)作るようにしました。
あと、なるべくお金をかけずに、家にあるビニール袋などを再利用したのもポイント。
工夫次第で、けっこういい感じに仕上がります♪
布絵本を作るときのポイント・初心者へのアドバイス

「布絵本」って聞くと、ページ数が多くてちょっと大変そう…って思うかもしれないけど、実は既製品でも見開き1ページだけのシンプルなものもあるんです。
だからハンドメイドも無理せず、少ない枚数からのスタートでOK!
作ってみると意外と「1冊できちゃった♪」なんてこともあるかも。
そして何より、手作りならその子の“今の興味”にぴったり合わせられるのがいいところ♪
普段の様子を思い出して、「あ、このキャラ好きだな〜」とか、「最近ボタンにハマってるな」なんてのを取り入れてみると、きっと喜んでくれるはず。
…とはいえ、絵本を渡しても結局いっしょに遊ぶことが多いので(笑)
ママ・パパが楽しんで作って、いっしょに楽しく遊べればそれで100点◎!
気軽に始めてみてくださいね。
まとめ|手作り布絵本は思い出にもなる♡
布絵本を自分で作るって、それだけでちょっとした達成感!
完成したときの「やったー!」って気持ち、きっと忘れられないと思います。
あとから見返してみると、
「そうそう、このページでずっとボタン外してたな〜」とか、
「この蝶々、めっちゃ引っぱってたな〜」とか(笑)
子どもと一緒に遊んだ記憶がぎゅっと詰まってて、思い出にもなります♡
ちなみに、いちばん頑張って縫ったページがあんまり遊ばれず、
予想外にテキトーに作ったページが大ヒットしたりもするんですが…
それもまた子育ての醍醐味。
まずは見開き1冊からでも大丈夫◎
世界にひとつだけの、わが子のための絵本。
気負わず、楽しみながら作ってみてくださいね。
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